新ニューヨーク市長、民主党のゾーラン・マムダニ氏。ウガンダ共和国出身で史上初のインド系イスラム教徒。元ラッパーという異色の経歴。反トランプで選挙戦ではお互いが激しく批判していた。ハーバード大学へ留学経験があり、父親や大学教授、母親はカンヌやベネチアの映画祭で受賞暦がある映画監督。今年2月にシリア系アメリカ人イラストレーターの妻とマッチングアプリで出会い結婚。2014年に大学卒業後、低所得者層を支援する住宅カウンセラーとして活動。2018年にアメリカ国籍を取得、2020年にニューヨーク市議会議員選挙で初当選、 その後2度にわたり再選。ニューヨーク市長選出馬時はほぼ無名だった。2001年のアメリカ同時多発テロはイスラム過激派アルカイダによる犯行だったことから、アメリカではイスラム教徒への憎悪が広がっていた。市長選では事件を容認する人物だと攻撃された。ニューヨーク市民は物価高に苦しんでいて、市民の4人に1人が貧困レベルに陥る生活苦になっている。
