ゼレンスキー大統領は4日、首都キーウを訪問したヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長と会談し、ともに記者会見を行った。大統領は、イスラエル・パレスチナ情勢に関連しウクライナに対する国際社会の関心が低下しているとして危機感を示した。大統領は委員長が訪問した際、鉄道駅で自ら出迎えたが、在キーウの外交筋はNHKの取材に対し、「最大の支援国アメリカの大統領が訪問した時でさえ、ここまでしなかった」と指摘。中東情勢を受けたウクライナへの関心低下に対するゼレンスキー大統領の危機感の表れだという見方を示している。