ここからは谷亮子さんに日本柔道について解説いただく。男子81キロ級、ディフェンディングチャンピオンの永瀬選手は2回戦からのシード出場。3回戦・準々決勝は延長戦までもつれ込み、準決勝は合せ技一本、決勝は世界選手権3連覇中の選手を相手に一本勝ちした。オリンピックで81キロ級の連覇は初となる。谷さんは「本当に冷静沈着な、見ていて安定した戦いで危ないところが一か所もなかった戦いぶりだったと思う。岡田監督は小内刈り上げというすごい技を持っていたんですが、今回永瀬選手もその指導を受けて”谷落”という技で決勝も一本勝ちするんですが、安定した組み手と安定した技という意味では群を抜いていた。今まで見た柔道家の中でもNo.1だと、それくらい最強の上を行く壮烈な選手という印象を受けた」などと話した。柔道男子は階級別で7階級に分かれており、81キロ級はちょうど真ん中。そのため軽量級のようにスピードがある選手も重量級のようにパワーのある選手もいる。永瀬選手が今も練習をしている筑波大学・岡田監督は永瀬選手の強さについて「どこから攻められても受けて立てるオールラウンダー」と話す。決勝のグリガラシビリ戦について谷さんは「右足を再三引っ掛けてそこに集中させておいてひっかける、それが非常にうまい。かけてからさらに横に倒すという、1つの技をいくつの技にも変化できる術を永瀬選手は持っている」と解説した。佐々木アナが実際に同義を着て実戦してもらった。2回戦・3回戦での内股について谷さんは「ケンケンのようにして大内刈りのようにして内股に変化するというのもすごく得意。内股のバリエーションがすごく多彩ですごい」と説明した。内股も実戦してもらった。萩谷さんは「谷さんもご経験あると思いますが、一度金メダルを取って次に金メダルをとるというのは、気持ちをどしたら…」と聞くと谷さんは「本当にいちばん大変な部分。私も過去に何度か経験していますが、いろんなことに注意しながらやっていく中で、最終的には自分自身が定めた目標を達成するために何が必要なのかを自分自身が1つでも2つでも見つけてその期間をさらに成長できる期間に変えていくことでしか到達できないことだと思う」と話した。
女子63キロ級・高市未来選手は3度目の五輪だったが、谷さんは大会前に話したそうで「彼女は3回目の五輪でご結婚されてチャレンジということで、前回は団体で銀メダルを獲ったんですが今回は3度目の正直で金メダルをとるということで話をしたんですが、『負けたことがどうしても頭をよぎるんです』と話していた。私は『そういうのもよぎっていいと思う』っていうような話をさせていただきました。これからまだまだ、30歳ですけど30代だからこそ出きる柔道もあるので、そこに期待したいです」と話した。杉村さんは「世界選手権と五輪の金をとった時って…」と聞くと谷さんは「オリンピックは『オリンピックチャンピオン』、世界選手権は『ワールドチャンピオン』と言われますが、オリンピックにはない難しさが世界選手権にはあって、私の時は世界選手権のほうが出場選手が多かった。オリンピックは今は大陸ごとやランキングができたのでシード権争いとかがあるので人数が限られている。でもオリンピックにはオリンピックの難しさ、世界選手権には世界選手権の難しさがある」と答えた。きょうは村尾三四郎選手、あすは女子で高山莉加選手など注目選手が今後も目白押し。谷さんは「フランスは柔道人口が日本の4倍くらいいらっしゃって、柔道経験者がすごく多い。観客のみなさんも柔道を詳しいので、劣勢の選手には激励の応援があったりする。よりルールを知っているので選手にとってはやりやすい」などと話した。
女子63キロ級・高市未来選手は3度目の五輪だったが、谷さんは大会前に話したそうで「彼女は3回目の五輪でご結婚されてチャレンジということで、前回は団体で銀メダルを獲ったんですが今回は3度目の正直で金メダルをとるということで話をしたんですが、『負けたことがどうしても頭をよぎるんです』と話していた。私は『そういうのもよぎっていいと思う』っていうような話をさせていただきました。これからまだまだ、30歳ですけど30代だからこそ出きる柔道もあるので、そこに期待したいです」と話した。杉村さんは「世界選手権と五輪の金をとった時って…」と聞くと谷さんは「オリンピックは『オリンピックチャンピオン』、世界選手権は『ワールドチャンピオン』と言われますが、オリンピックにはない難しさが世界選手権にはあって、私の時は世界選手権のほうが出場選手が多かった。オリンピックは今は大陸ごとやランキングができたのでシード権争いとかがあるので人数が限られている。でもオリンピックにはオリンピックの難しさ、世界選手権には世界選手権の難しさがある」と答えた。きょうは村尾三四郎選手、あすは女子で高山莉加選手など注目選手が今後も目白押し。谷さんは「フランスは柔道人口が日本の4倍くらいいらっしゃって、柔道経験者がすごく多い。観客のみなさんも柔道を詳しいので、劣勢の選手には激励の応援があったりする。よりルールを知っているので選手にとってはやりやすい」などと話した。