TVでた蔵トップ>> キーワード

「エノキ」 のテレビ露出情報

山梨県と長野県にまたがる八ヶ岳連峰。その麓に広がる北杜市は、人口4万5000人。農業が中心の街。田んぼの向こうに雑木林が見える、これはかつて炭や薪を作るため田んぼに出来ない斜面などに人々がクヌギを植えて作った林。クヌギは切っても株を残せば再び芽が出るため、同じ木を何度も利用できる。それを物語る木も残っていて、太い幹から上が切った後に出た枝。幹の周りのコブは何度も切られた跡。7月、大きなクヌギの根本を見てみると、たくさんの昆虫が集まっていた。この時期、クヌギの幹から染み出す樹液が目当て。そこに蝶がやってきた、全国でも数が減っているオオムラサキ。美しい青紫の羽の色がその名の由来と言われている。地味な羽の色はメス。クヌギが多い北杜市は、日本有数のオオムラサキの生息地。スズメバチがやってきたが、オオムラサキは怯むことなく羽を動かして追い払う。オオムラサキは今繁殖の季節。蝶になってから2週間ほどの命、その間に子孫を残さなければならない。卵を生むと一生を終える。
オオムラサキにとって大切なクヌギの林。ところが最近は、炭や薪が使われなくなり手入れされずに荒れたクヌギ林が増えている。そこで、茂った下草を狩り元気なクヌギ林を復活させようと取り組み始めた人々がいる。農家の跡部治賢さんは、子供の頃親しんだオオムラサキが舞う林を取り戻したいと考えた。活動しているのは、地元の農家と東京などから移り住んできた人々。共同で作業する内に絆が深まってきたという。活動を始めて9年、人々が手入れした林にオオムラサキが少しずつ戻ってきた。
オオムラサキにはもう1つ大切な木がある。それは、エノキ。川の近くの湿った場所で多く見られる。エノキの葉の上にいたのは、オオムラサキの幼虫。幼虫はエノキの葉しか食べないため、エノキがないと生きられない。こうして2か月エノキの葉を食べて蛹になる。バッタが蛹の上を通ろうとすると、動いて振り落とす場面も。蛹になってから19日目に羽化し、羽が乾くとすぐに樹液を求めて飛んでいく。
雑木林の利用も始まっている。木を切り、再び芽吹きを促す。切った木は薪にし、それを使っているのが移住してきた人たち。ストーブの燃料になる。クヌギを利用することが育てることに繋がり、オオムラサキの住処も守られる。人が蘇らせたクヌギの林で美しい蝶が命を繋ぐ里山。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年6月13日放送 4:00 - 4:10 NHK総合
ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅(ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅)
群馬県前橋市には、家電メーカーが工場建設と合わせて敷地内に作った森がある。エノキの古木に定点カメラを設置すると、夜にはオオアナグマが行き来するのがみられた。クヌギの木には絶滅危惧種のオオムラサキが集まっていた。工場は当初ゴルフ場建設の計画があったが地元の反対を受け、工場の建設と同時に森林の造成を行った。森の手入れは地域ぐるみで行い、観察や遊びにも開放されてい[…続きを読む]

2025年5月28日放送 14:00 - 14:05 NHK総合
ニュース・気象情報(ニュース・気象情報)
24日、京都市の武信稲荷神社で樹齢が約850年で京都市の天然記念物に指定されているエノキの大木が倒れた。この木は坂本龍馬が妻・おりょうに自分が生きていることを知らせようと、木の幹に「龍」の字を彫ったという逸話があり、地元の人たちに親しまれてきた。神社では根本を残すなど、今後の保存方法を検討することにしている。

2025年5月28日放送 13:05 - 13:55 NHK総合
列島ニュース大阪局 昼のニュース
24日、京都市中京区にある武信稲荷神社でご神木のエノキの大木が倒れた。神社本殿の屋根が壊れるなどしたが、怪我人はなかったという。このエノキは樹齢が約850年で、京都市の天然記念物にも指定されている。地元では坂本龍馬が妻・おりょうに自分が生きていることを知らせようと、幹に「龍」の字を彫った木としても親しまれてきた。神社では根本を残すなど、今後の保存方法を検討す[…続きを読む]

2025年4月20日放送 19:30 - 20:00 NHK総合
ダーウィンが来た!シリーズ熱中人 もはや植物!?ナナフシの七不思議
舟木翔一さんはナナフシを探して20年。探し始めてすぐにナナフシを見つけた。日本に生息するナナフシの仲間は全部で20種類以上もいる。まずナナフシが好きな植物、クリ、サクラ、バラ、エノキを見つける。かくれんぼ名人のナナフシ。その能力が最大限発揮されるのが天敵と出くわした時。ナナフシの仲間は多くが羽を持たつず飛翔能力は殆ど無い。そこで植物にまぎれて隠れるすべを極め[…続きを読む]

2025年2月24日放送 6:10 - 6:50 NHK総合
コネクト被爆樹木と生きる Four seasons
2023年12月、樹木医の堀口さんが愛宕池の被爆樹木群を診察した。被爆樹木の多くが、爆心地側に傾いている。比治山のクスノキは、被爆した側がうろこ状になっている。広島城のユーカリを紹介。
安楽寺で住職をしていた登世岡さんが、原爆が投下された直後の状況を語った。登世岡さんの弟は、原爆投下の6日後に亡くなった。吉島稲生神社のヤブツバキを紹介。
末政サダ子さんが[…続きを読む]

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.