去年死亡した民間軍事会社「ワグネル」の創設者・プリゴジン氏の誕生日に合わせて墓地にプリゴジン氏の銅像が設置された。プリゴジン氏といえばこれまでプーチン大統領の側近としてウクライナ侵攻の前線で戦ってきたが、前線の兵士に十分な弾薬が供給されていないとして国防省と対立し去年6月、ショイグ国防相らの罷免を求め「プリゴジンの乱」を起こした。これに対しプーチン大統領は「ロシアの裏切り者だ」とした。その2ヶ月後、プリゴジン氏が乗っていた飛行機が墜落し死亡。ただこの墜落は事故ではなくプーチン政権による粛清との見方が強い。プリゴジン氏の墓地を訪れるのは兵士だけではない。献花に家族で訪れる人達、大きな花束を持ってきた人、銅像の横でポーズを決め記念撮影する人など多くの市民が訪れた。