エホバの証人2世のケンタさんは、高校の同級生が支えになっている。去年宗教2世だと明かしたあとも変わらぬ友人関係が続いている。ケンタさんは2歳の頃から親に連れられ布教活動に参加してきた。教団の教えでは高等教育を受けるより布教活動に専念することが求められていた。高校卒業後は年間840時間の布教のノルマを達成するためフルタイムの仕事に就けず、アルバイトを転々とした。信仰を離れたあとも家族が信者ということを理由に恋人から別れを告げられたこともあった。そんなケンタさんの心の支えになってきたのが高校の同級生だった。