今回は第一生命ホールディングス。ベネフィット・ワンの買収合戦に参戦していることでも注目される。インタビューはTOB前に行われたがその中にヒントが隠されていた。事業拡大、攻めの財務戦略。
第一生命ホールディングスの本社を訪ねた。西村泰介CFO。1995年に第一生命入社、2023年4月にCFO就任。第一生命は今年で創業121年。国内保険事業はグループ5社体制、海外保険事業は9カ国で展開。保険料等収入では前期8年ぶりに日本生命を抜き業界トップに立った。しかし国内保健事業は収益性の低下に苦しんでいる。今年9月「新契約価値」に誤りがあったと発表。修正した第一生命の2023年3月期の値はマイナスで事実上の採算割れだった。2020年10月に営業職員の金銭詐取が発覚して以降、営業目標を置かず社員教育を重視。今年度からこれを転換、今後は回復に向かうと見ていて新契約価値はプラス100億円の見通し。人口が増えない中で国内市場で収益を生み出すための次の一手が福利厚生サービス代行のベネフィット・ワンへの買収提案。国内は非保健事業を拡大する考え。一方、海外事業は好調。西村CFOは「東南アジアは国が豊かになると保険が爆発的に普及していく。グローバルトップティアレベルを目指す」などと語った。株式でもグローバルトップティアを目指す。株価を2031/3月期に時価総額10兆円を目指す。西村CFOは「市場関連リスクの削減が資本コスト低減の最大の手段」などと語った。モーサテプレミアムではロングインタビュー配信中。
第一生命ホールディングスの本社を訪ねた。西村泰介CFO。1995年に第一生命入社、2023年4月にCFO就任。第一生命は今年で創業121年。国内保険事業はグループ5社体制、海外保険事業は9カ国で展開。保険料等収入では前期8年ぶりに日本生命を抜き業界トップに立った。しかし国内保健事業は収益性の低下に苦しんでいる。今年9月「新契約価値」に誤りがあったと発表。修正した第一生命の2023年3月期の値はマイナスで事実上の採算割れだった。2020年10月に営業職員の金銭詐取が発覚して以降、営業目標を置かず社員教育を重視。今年度からこれを転換、今後は回復に向かうと見ていて新契約価値はプラス100億円の見通し。人口が増えない中で国内市場で収益を生み出すための次の一手が福利厚生サービス代行のベネフィット・ワンへの買収提案。国内は非保健事業を拡大する考え。一方、海外事業は好調。西村CFOは「東南アジアは国が豊かになると保険が爆発的に普及していく。グローバルトップティアレベルを目指す」などと語った。株式でもグローバルトップティアを目指す。株価を2031/3月期に時価総額10兆円を目指す。西村CFOは「市場関連リスクの削減が資本コスト低減の最大の手段」などと語った。モーサテプレミアムではロングインタビュー配信中。
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