- 出演者
- 大浜平太郎 塩田真弓 パックン 平出真有 中原みなみ 福永博之 谷栄一郎
オープニング映像とキャスターらの挨拶。
外国為替市場では急速な円高が進み一時1ドル141円台後半をつけた。7日の国会で日銀の植田総裁が「年末から来年にかけて一段とチャレンジングに」と発言。政策修正への期待感が高まり、東京時間から円買いが優勢。NY株式の値動きを伝えた。
アメリカの先週1週間の新規失業保険申請者数は22万人と、前の週から1,000人増加したものの、市場予想は下回った。また、失業保険を継続して受給している人の数は186万1,000人と、前の週から6万4,000人減少した。ただ、引き続き2年ぶりの高い水準となっている。
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- 新規失業保険申請者数
アメリカで1ドルショップを展開するダラー・ゼネラルの8月から10月期の決算は1年前から増収減益で、純利益は47%減った。衣料品や家庭用品などの需要が弱含み、既存店の売上高はマイナスとなっている。ダラー・ゼネラルのバソスCEOは2024年にかけても「消費者が裁量的な分野の支出を抑える傾向は続く」との見通しを示している。
7日のニューヨーク株式市場でアメリカの半導体大手AMDの株価が、一時10%を超えて上昇。AMDは前日、AI向け半導体の新製品を発表し、マイクロソフトやメタなどが採用すると明らかにした。新製品は「MI300X」で、生成AIで回答を出す際の速度がエヌビディアの主力製品を上回るという。また2027年のAI向け半導体の市場規模は従来見通しの約2.7倍の規模になるとしている。
アメリカの製薬大手アッヴィは、精神疾患などの治療薬の開発を目指しているバイオ医薬品会社セレベル・セラピューティクスを買収すると発表した。買収額は87億ドルで、2024年半ばにも買収が完了するとしている。アッヴィは先週にも、がん治療薬を開発するバイオ医薬品会社イミュノジェンの買収を発表している。主力のリウマチ治療薬が競争に直面するなか、アッヴィは買収により品揃えを強化したい考え。
大和証券キャピタルマーケッツアメリカのシュナイダー恵子さんに話を聞く。シュナイダーさんは「AI系の株が勢いづいている。新製品を発表したアルファベットとAMDが大幅高。マグニフィセント・セブンなどが買われている。相場全体としてはマンハイム古車価格指数の低下などもあり雇用統計を待たずして金融相場敵な動き」などと述べた。S&P500に新しい銘柄が追加される。シュナイダーさんは「ウーバー・テクノロジーズは18日からS&P500の構成銘柄に採用され、大企業の仲間入りをはたす。世界70か国、1万以上の都市で展開。月間ドライバー数650万人。働き方の選択肢、自由度を大幅に広げている。7-9月期決算では配車サービスが30%増、デリバリーが16%増と堅調。ホリデーシーズンに強気の見通しをしめした。調査会社によると今後、自動車を所有する人は減少し、アメリカではタクシーとライドシェアの市場規模は年率10%程度伸びると予想されている。ライドシェアの割合が21%から5年後には32%に増えるとの資産もある。ウーバーがS&P500に採用されたことはアプリを通じた新しい働き方が社会的に確率されてきたことの現れといえるかもしれない」などと述べた。
金利・商品・押収株式・株式先物の値動きを伝えた。
円相場は大荒れ、原油も69ドル。谷さんは「不安定な動きですね。金融政策とあわせて申し上げるなら日銀が動くタイミングが思ってたより早そうだというコミュニケーションがおとといの氷見野副総裁の就任後初めての講演。植田総裁のチャレンジング、岸田首相のところに行ったり、4月でしょというマイナス金利解除のメインシナリオ。1月、へたすると再来週というところでぐっときた。新規失業保険申請件数はちょっと上がったぐらいだが、注目されるのが継続受給者。1回失業してからなかなか仕事が見つけられなくなっているという傾向が強まっていて、かなり弱い失業率が上がりそうなデータ。雇用統計も出るが失業率が4ポイントとなるとFRBがフォワードガイダンスを修正する行動に出る可能性もあり米国が円高方向に行きやすい」などと述べた。
ドイツ証券の小川さんのドル円予想レンジは143円から144.30円。小川さんは本日のドル円について、昨日の大きな動きをうけて新しい材料を排出、雇用統計をひかえて様子見で多少買い戻しが入るのではと解説。注目ポイントは2024年に転換点を迎える欧米の金融政策ということで、小川さんは 来年は物価上昇圧力鈍化で利下げ余地が生まれるとし、来年は欧米の金融政策が転換点となりそうだという。主要4ヶ月全ての予想を下回るといい、市場の利下げ期待はアメリカより欧州が大きいと、これをうけてユーロドル、ドル円の動きについて解説。
10年国債の値動きを伝えた。
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上海総合指数/世界の株価(7日)/株式先物の値動きを伝えた。
福永さんの日経平均予想レンジは32200円から32800円。福永さんは難しい相場になりそうだと今日の相場について解説。注目はスタンダード市場指数と新NISAとい、スタンダード市場は安定したパフォーマンスを示すとグラフで説明をし、トレンドは上昇し、売買高も増加していると理由を説明。またスタンダード市場は業績面が割安で安定成長だといい、新NISAの銘柄選びに参考になると伝えた。
岸田総理はきのう、政治資金をめぐる一連の問題で「先頭に立って自民党の信頼回復に向けて努力したい」と総理在任中は岸田派を離脱する意向を表明した。岸田派は岸田総理の不在中、派閥の会長は空席とする方向。岸田総理は自ら以外の党幹部には「派閥離党は求めない」との考えを示した。
パワー半導体は電力制御する機能を持ち家電製品や電気自動車などに使われている。日本はパワー半導体で世界でおよそ25%のシェアを持つが内訳を見ると東芝を含む5社がひしめきあっている。そこで東芝とロームは共同で約3800億円を投じパワー半導体事業を強化し開発部分の重複を省くなどして生産力を向上させる考え。経済産業省は両社に最大1294億円を支援し業界再編を後押しする狙い。ロームは東芝の買収に3000億円を出資する”新生・東芝”のパートナーの1社。
中国の習近平国家主席がきのう、北京でEUのミシェル大統領とフォンデアライエン欧州委員長と会談し双方の連携強化を訴えた。習主席は中国とEUの経済は「高度の補完性がある」としてサプライチェーンなどでの協力を呼びかけた。イタリアが一帯一路から離脱を決めた中、関係のつなぎ留めを図ったとみられる。EU側は中国を切り離すデカップリングは目指さないとする姿勢を示した。一方で不均衡な貿易是正い向けた具体策を要求、ウクライナ和平への「建設的な関与」を促した。
第一生命HDはベネフィット・ワンに買収を提案したと発表した。親会社のパソナグループを含め同意すれば2024年1月中旬をメドにTOBを行う計画。買収総額は約2900億円の見通し。ベネフィット・ワンに対してはエムスリーが13日を期限にTOBを実施していて2社による争奪戦となった。
国内では7-9月期GDP改定値、11月景気ウォッチャー調査。アメリカでは11月雇用統計。
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