オウム真理教は地下鉄サリン事件を起こしたが、サリンを空中から散布し、大量の自動小銃で東京を制圧せんと企てていたという。山梨・旧富沢町に教団施設があり、強制捜査の結果、自動小銃「AK74」が押収された。旧ソ連軍が採用していて、史上最悪の大量殺人兵器とも称される。地下鉄サリン事件の2年以上前から教団幹部らは訪露し、AK47の情報を収拾。教団施設内で大量製造を行なっていた。95年4月6日、赤坂でオウムが所有する車が見つかった。車内から大量の金属部品が発見され、カナダで銃器に関する研修を受けていた捜査員の西原剛氏は「24時間で組み立ててみろ」と指示を受けた。パーツの一部がAK47だと分かり、強制捜査に踏み切ったという。西原氏は「この事件のことを決して忘れないでいただきたい」と訴えた。