熱戦が続いてるパリパラリンピックだが、その選手を支えるプロの技がある。日本人技術者のオットーボックジャパン・中島浩貴さんは選手村や競技場に設けられた修理センターで働いている。義足や車いすに不具合があった時にすぐに直せるように24時間サポートしているという修理センターを取材した。中島さんは競技用だけでなく日常用の車いすなども修理している。競技の公平性を保つために無償で修理している。中島さんは技術を詰め込んで最高のものを提供するのではなく、選手自身が国に帰ったあとにもフォローを受けやすいレベルのものを新しく作って提供するという工夫もしているという。また、一万数千点もの部品を持ち込んでいるが、それでも修理できない場合は部品を一から作り直すということもあるという。