裸眼視力1.0未満の小学生は増加傾向で45年前と比べると約2倍、過去最多レベルとなっている。日本近視学会理事長・大野京子さんが注視するのは30cm以内でものを見る近業。連続して30分、1日2時間以上で近視のリスクが上がることが分かっている。近視対策:物を見る時は目から30cm以上離す。20分作業したら20秒休める。遠くを眺める。外で日光を浴びることも効果がある。1日2時間以上、日陰の明るさで十分。近視治療法:低濃度アトロピン点眼薬は自由診療で1本約4000円。目の長さが伸びるのを抑え近視の進行を抑制する効果がある。角膜を矯正するオルソケラトロジーは自由診療で初年度は約15〜30万円。装着は就寝前。寝ている間にコンタクトレンズが角膜に作用する。日中は裸眼で過ごすことができ視力の悪化も抑えることができる。最新の医療として注目されているのがレッドライト治療法。子どもの近視がわずかに改善する結果もみられている。