きのう藤本アナが直撃したのは日本勢のパリオリンピック代表第1号、サーフィンの松田詩野選手。松田選手はこの日、ヘアケアブランド「TOKIO インカラミ」の所属契約の記者会見で発表。新たな所属先ではオリンピック金メダリストの平野歩夢選手や高木美帆選手なども活躍していて、松田選手も士気を高めていた。そんな松田選手、東京オリンピックでは2019年の大会で好成績を残し、暫定的に出場権を獲得。しかし2021年エルサルバドルで行われた大会で敗れ、持っていた出場権を失った。当時を振り返り松田さんは「落ち込む時間はあったが、そこでサーフィンから離れたいという気持ちはなかった」と話す。サーフィンで味わった悔しさをサーフィンに打ち込むことで乗り越えたという。そして今回パリオリンピック出場を決めた場所は奇しくも東京オリンピックの出場権を失ったのと同じエルサルバドルだった。松田選手は「悔しい思いで終わった場所だったので、次は絶対いい景色で終わらせたいなっていうのがあった。」と話す。そんな松田選手が次に挑むのはパリオリンピックの会場となるタヒチ・チョープーの攻略。波が大きく世界屈指の難所として知られている。松田選手はパリオリンピック内定後、人生で初めてチョープーの波を経験。先月下旬から約2週間行った2度目の合宿ではボードの先端は海に刺さり波からこけてしまい、怪我をしたという。それでも恐れることなく何度も挑戦することでチョープー攻略を進めている。松田選手は「入っていくうちに慣れていって、ワクワクに変わっていって、一本いいの乗れたらまたアドレナリンが出て楽しくなってというかんじ。」とはなす。ちなみに合宿ではともに参加したハワイ出身で日本語より英語が得意な前田マヒナ選手と充実した学びの夜も過ごしたそう。パリオリンピックまで約9ヶ月。松田選手は挑戦も楽しみながら高みを目指す。