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「オール讀物新人賞」 のテレビ露出情報

奥山景布子さんの「フェミニスト紫式部の生活と意見~現代用語で読み解く「源氏物語」~」はフェミニズムやルッキズムといった視点を切り口に源氏物語を読み解いている。中江さんは光源氏ではなく女性の姿から女性の生きづらさに着目し、声なき声を反映させた側面もあるのだという。男性が女性や年少者を無知と決めつける「マンスプレイニング」もここには見られ、養女として引き取られた玉鬘も若い男性と恋愛する中で光源氏が手紙を読み上げて恋愛アドバイスを送る様子がみられる。一方で、都合の良い女の自尊心も描写されていて、光源氏の相手の1人・花散里は容姿が優れなかったが、嫉妬深い態度を取らな無い姿を持つ反面男性への辛辣な見方を持つなど、都合の良い姿を見せないと相手にしてもらえないという卑下が現れる様子が見られるという。中江さんは自分の思いを言葉にすることで現代にもバトンが渡るが、書くことで初めて分かることもあるので読むことだけでなく書くことにも挑戦してもらいたいと勧めていた。

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