代替食品は環境負荷の低減にもなるという。世界中の畜産業でエサに使われる穀物は栽培される穀物の83%にのぼるが、そうして生産された食肉や乳製品は人間の摂取カロリーの18%にすぎないという。人間の食生活を動物性から植物性に移行することで飼料用穀物栽培のために破壊される森林を減少することができ、環境負荷を減らすことにつながる。また、電気自動車メーカーなどへの投資と比べて代替肉などを取り扱う企業への投資は牛や羊によるメタンガス排出を減らすことから約11倍の温室効果ガス削減が期待できるという。2Foodsとカゴメが開発した代替卵「Ever Egg」の原料はニンジンや白インゲン豆で、特徴は独自技術で熱を加えても固まりにくく「ふわとろ」が長続きする。能條さんは「飼料用穀物を栽培地域では食糧不足でも自分たちの食べるものを作れていない。みんながものを食べられるようにするためにも必要だと思う。」などと話した。柳澤さんは「価格面でお得になってくれば広まるのではないか。」などと言った。佐々木さんは「ソイプロテインは腹持ちもよく、アミノ酸を長時間体内に提供してくれるので朝食にいい。ビタミン・鉄分など他の栄養素もバランスを崩さないように考えなくては」などと話した。