桐島聡は1975年の連続企業爆破事件の被疑者として全国に指名手配され、今年1月の突然自分の名を名乗りその4日後に死亡した。桐島は49年間も逃亡生活を続けていた。ジャーナリストの門田さんに桐島が事件を起こした当時の時代背景について聞いた。1970年代は学生運動が過激化していて、ベトナム戦争に対する反対もあったなどと話した。また当時は腹腹時計と言って爆弾 の作り方が書いてある本が左翼の書店に売っていたという。東アジア反日武装戦線は1974年に三菱重工ビル爆破事件を起こした。この事件は死者8名、重症者380名を出したテロ事件だ。その頃大学生だった桐島は反政府組織「さそり」を結成し鹿島建設爆破事件を起こした。そして半年の間に計4件の爆弾テロを起こした。桐島は21歳で指名手配された。
桐島は49年の逃亡生活を後悔したのか？桐島聡は神奈川県藤沢市の工務店で住み込みで働いていたという。偽名を名乗り、銀行口座は作らず給与は手渡しだった。元公安警察の勝丸さんは逃亡生活忠の桐島の心情について、つねに警察に見られている錯覚などがあったのではないかと話した。また桐島と同じさそりのメンバーの1人は7年間の逃亡後すでに出所している。また「カッコーの巣の上で」とい映画を愛した桐島の心情について精神科医は、主人公に自分を当てはめていた可能性は非常に高いなどと話した。桐島は死に至る約1年前から胃がんで通院していたが保険証を持っていなかったため自費で診療を受けていた。