一般道でラリーを競う。あさってからラリージャパンがはじまる。トヨタの勝田貴元。最大の特徴はスピード。日本人として27年ぶりの表彰台に上がるなどトップカテゴリーで活躍。プロのラリードライバーである父・範彦の影響もあり9年前、本場のフィンランドに渡った。ことしから全試合に出場するレギュラードライバーに昇格。今シーズンは苦難の連続。シーズン序盤、3戦目で上った表彰台を最後にリタイアは5回。ラリー人生初めての欠場。支えてくれた仲間たち。第12戦、セントラルヨーロッパ。トヨタはチームのタイトル争いでヒョンデに次ぐ2位。セバスチャン・オジエがリタイア。運命を託されたのはこの大会で復帰の勝田。最終ステージは全ドライバーの中で一番のタイムをたたき出しての復活。最終戦のラリージャパン、チームの逆転優勝へ向け望みをつないだ。勝田貴元は「全力を尽くして優勝を目指したい」など話した。