森田さんは「賃金物価の同時上昇≠好循環」。賃金の上昇と物価の上昇に相互の因果関係が確立されているか。好循環に至るには必要。その部分のハードルが来週の決定会合で残っている。個人消費の足取りは鈍い。家計は日本で賃金上昇を物価上昇につなげる役割を担うに至っていない。賃金と物価が同時に上がっていてもそれを好循環とするハードルが残っている。糸島孝俊は「セクター・ローテーション」。ここ1~2カ月でやるかやらないかでパフォーマンスに大きく差が出る。マーケットが上がってきたのは3つの要素がある。1.ナスダックの上昇。AIや半導体をどうするか。自動車や輸出関連をどうするか。日本の金利は徐々にあがってきている。銀行や内需株を増やすかどうか。偏ったポートフォリオをどうするか。2.アメリカ大統領選挙の行方。物色対象も大きく変わる。民主党で行くなら再生可能エネルギーやUTが主力。共和党は石油化学燃料エネルギーや軍需関連。中期のトレンドが大きく変わるのならセクターを大きく変えるべき。