実業家のイーロン・マスク氏が、自ら所有するSNSのXでハリス副大統領の偽動画を拡散させ、“Xの規約違反では”との批判が広がっている。マスク氏がシェアした動画はXに「パロディー」と記載の上で投稿されたもので、ハリス副大統領に似せた声でバイデン大統領を「もうろうくしている」と非難し、「私は女性であり、有色人種という究極の多様性枠。私を批判する人は人種差別主義者だ」などと話している。マスク氏は動画が加工されていることに言及せず、「これは素晴らしい」とコメントし、シェアした。Xの規約では、「人を欺いたり混乱させたりするなど危害をもたらす可能性がある合成されたメディアを共有することは禁止」としていて、アメリカメディアは、マスク氏の行為は規約違反に当たると批判している。マスク氏の投稿はこれまでに1億3000万回以上閲覧されている。