先月25日、米国連邦議会で行われたウェクストン下院議員の演説。神経疾患で話すことが困難になった議員がAIで自分の声を再現。ワイオミング州で行われた市長選の候補者を囲む会。ChatGPTで作られたAIの候補者「VIC」。選挙管理当局は「出馬できるのは実在の人物だけ」と主張。AIではなく開発者のビクターミラー氏が出馬を認められることになったがミラー氏は「当選しても判断は全てAIに委ねる」としている。AIを巡っては、11月の大統領選挙を前に「世論の操作に悪用されるのでは」という懸念も高まっている。SNSで拡散されたトランプ前大統領の画像。黒人の支持者との記念撮影のように見えるが偽の画像。「パロディ」と記載してユーチューバーが投稿したハリス副大統領の偽動画。イーロンマスク氏が共有すると1億3000万回以上閲覧された。選挙管理当局はAIで簡単に偽の動画が作れることを実演し、警鐘を鳴らす。アリゾナ州・フォンテス州務長官は「目を疑うような情報を見たらそれが真実かどうか二重三重にチェックしなければならない」と話した。