米国大統領選挙で共和党のトランプ前大統領は、与党・民主党の全国党大会が閉幕した翌日の23日、集会を開き、ハリス副大統領との対決姿勢を強調した。西部アリゾナ州で開かれた集会。約40℃の厳しい暑さにもかかわらず大勢の支持者が長い列を作り、約1万9000人が収容できる屋内施設は満席になった。トランプ前大統領は、前日の22日にかけて民主党の全国党大会でハリス副大統領やオバマ元大統領が行った演説に触れ「国境管理や経済対策について語らず、個人攻撃をしている」と主張した。また、会場にはこれまで無所属での立候補を表明したロバート・ケネディ・ジュニア氏も登場。この日、選挙活動の中止とトランプへの支持を表明した。トランプ氏は今週、党大会の開催でメディアの関心が民主党に注がれるなか、激戦州で連日集会を開き、ハリス副大統領との対決姿勢を強めている。