11月の米国大統領選挙に向けたハリス副大統領とトランプ前大統領によるテレビ討論会が行われた。討論会は90分にわたり、まず経済政策がテーマになった。両者は相手を「計画がない」と指摘したほか、互いの主張を「うそだ」と批判し合う場面もあり、激しい応酬となった。また、中東情勢について、ハリス副大統領は「イスラエルには防衛する権利がある。この戦争はすぐに終わらせなければならない。必要なのは停戦に向けた合意と人質の解放だ。」等と述べた。一方、トランプ前大統領は「ハリス氏はイスラエルが嫌いだ。大統領になれば2年後にはイスラエルは存在しないだろう。」等と述べた。投票日まで2か月を切る中、ハリス氏とトランプ氏の支持率はきっ抗していて、この討論会をきっかけに流れを引き寄せることができるのか、有権者の受け止めが注目される。