米国大統領選挙の投票日まであと1か月となる中、民主党の大統領候補となっているハリス副大統領は激戦州の1つ、中西部のミシガン州で演説し、米国で再び製造業を盛んにすると訴えた。ハリス副大統領は4日、選挙の行方を左右する激戦州の1つ・中西部ミシガン州の、かつて自動車製造業で栄えた町・フリントで集会を開いた。そのうえで、自動車製造業や鉄鋼業に加えて、次の世代の製造業が国内で盛んになるよう投資していくと約束した。そして郵便による期日前投票などが始まっていることから、「すでにミシガン州だけでも200万の投票用紙が有権者の皆さんの手元にある。どうか、待たずにきょう郵送で投票してほしい」と述べた。集会には、ミシガン州出身のNBA(米国プロバスケットボール)の元選手・マジックジョンソンさんが登壇し、メキシコで初の女性大統領が就任したように、米国でもハリス氏を当選させて初の女性大統領を誕生させようと呼びかけた。