トランプ前大統領はこのあとウィスコンシン州では最後となる演説を行う予定。この会場は、トランプ氏が7月に銃撃を受けた暗殺未遂直後に共和党大会で指名受諾演説を行った会場と同じ場所。銃撃に屈しない強いリーダー像を強調し、勢いに乗った党大会を思い起こさせることで、選挙戦の最終盤に支持を固めるねらいがあると見られる。会場にはバイデン大統領がトランプ支持者のことをごみと呼んだとも取れる発言をしたことに抗議するため、ごみ袋をかぶった姿の参加者も見られた。一方、ハリス副大統領は新たにトランプ氏の発言を取り上げ批判を強めている。トランプ氏が共和党の反トランプ派の代表格であるリズチェイニー元下院議員について、「彼女を銃の標的にしてどう感じるか見てみよう」と発言したことを巡り、このような暴言を口にするのは大統領として不適格だと批判した。