今日のテーマは、春に凶暴化するカラス…進化する対策。宇都宮大学の杉田昭栄名誉教授によると、4~6月はカラスの繁殖期で気性が荒くなり、兵庫県宝塚市では小学生が襲われ、神奈川県藤沢市ではカラスがカバンをつついたり高校生がカラスの群れに囲まれることも起きていた。春以外でも秋や冬には冬を越すために集まるカラスへの対策も行われている。熊本市では街中にスピーカーが設置されカラスの鳴き声が流されている。カラスが警戒を伝える時の鳴き声を流しており、カラスの仲間が危険だと判断し寄り付かなくなったとのこと。去年の12月時点では熊本市中心市街地には約9000羽いたカラスが、今年1月には約6000羽と3割減となった。新潟のJR長岡駅では3年前からレーザーが導入された。カラスが集まっている建物の壁に当てるとカラスが逃げていった。30本以上のレーザー光線を回転させながら照射するもので、カラスは目の焦点が合わなくなり去っていくという。長岡市ではこのレーザーを取り入れてから市民からの苦情や被害が減少した。大阪府枚方市では来月からカラス対策のネットなどの購入にかかる費用の補助金の申請受付が始まる。本体価格の3分の1・上限1万円までが補助される。電柱にカラスが巣を作り停電したという被害が去年2~6月だけで179件発生している。中部電力パワーグリッドは、愛知県・三重県限定で電柱に巣が出来ている写真を撮ってホームページに投稿すると300円相当のデジタルギフトが貰えるキャンペーンが6月末まで行われている。これまでは社員が巣を探してあちこち巡視していたが、写真を投稿してもらう取り組みを始めたことで巡視が追いついて本来行くべき現場に行けるようになった。すぐ出来るカラス対策としては、ゴミを捨てる時はネットで覆う、巣の材料になる可能性があるので小枝・布を放置しない、ハンガーも巣の材料にされるので洗濯ばさみで固定すると取られるリスクが減る。素肌を見せず目を離さずに静かに立ち去る。また傘を使って自分を大きく見せてカラスより強い存在だと認識させることも重要。
