ブロッコリーとカリフラワーが裁判で争っている。ブロッコリーとカリフラワーは形状は似ているが味や栄養などは異なる。その結果としてカリフラワーは献立からの不採用、陳列棚からの排除などの野菜的苦痛を受けていると主張。活躍していたテレビ出演の場もブロッコリーに奪われたと訴えている。一方、ブロッコリーは、ブロッコリーが活躍の場を奪ったのではなくカリフラワーの人気が落ちたと主張。ブロッコリーは子どもの成長に欲しい主な栄養素5つ(ビタミンC、ビタミンK、たんぱく質、鉄、β-カロテン)すべてでカリフラワーに優っている。ただし、これは茹でてしまった場合、ビタミンC含有量はカリフラワーと変わらなくなる。カリフラワーは証人としてロマネスコを呼んだ。ロマネスコは品種改良で生まれたカリフラワーの一種。しかし、イタリアン・ブロッコリーという名前で売られている。ブロッコリーは消費量・生産量の増加などの理由から2026年度「特定野菜」から格上げされ「指定野菜」になる。カリフラワーは「どうせ自分はブロッコリーのまがい物だ」と僻む。そんなカリフラワーに、ブロッコリーは「煮込んでも崩れにくくスパイスの味がのりやすい」「食べごたえのある繊維質がベジタリアンに人気」「中国やインドではブロッコリーより人気」といった長所があると励ました。傍聴人に紛れ込んでいた平野レミがブロッコリーとカリフラワーを使った料理「ブロカリ ラブリーパラダイス」を紹介。すると、場は丸く収まった。