番組が訪れたのは徳島・三好市。「大歩危峡まんなか」のベッドメイキングをしている男性は、この宿の従業員ではなく、おてつたびだという。おてつたびとは、地域のお手伝いをして報酬をもらいながら、旅ができるサービスとのこと。サービス開始当初10代~20代の参加者が中心だったが、去年には30代以上の参加者も増えて、特に50代以上が急増している。今回、男性に仕事を依頼した旅館の代表は、人手不足で募集をだしたという。男性は東京在住の60歳、今回で5回目のおてつたび参加だという。38年間サラリーマンとして働いてきた男性。今回の仕事は、部屋の掃除・ベッドメイキング・洗濯だという。男性は午前10時~午後3時まで時給1000円で働いている。先月27日~3週間の滞在を予定しているとのこと。この日はおてつたび期間中、業務9日目ではじめてトイレ掃除をレクチャーしてもらうことに。午後0時30分。大勢の従業員たちがベランダへ。観光列車に向かってウェルカムの旗を振るというものが行われていた。午後1時、従業員たちと昼食タイム。午後3時業務終了。滞在期間中は、無料で宿泊場所が提供されるおてつたび。今回男性は寮で寝泊まりしている。自由時間で男性が向かった場所は、大歩危渓谷。3週間の滞在のうち、休みは3日間。自由時間や休みの日を利用して、四国各地に脚を運んでいるという。さらに、おてつたび参加者には、1度無料で遊覧船に乗ることができる。雄大な自然を堪能していた。さらに、特典はもう1つ。温泉に入り放題だという。