中国を訪問している公明党の山口代表が中国側に対して仙台市にジャイアントパンダを貸与するよう要請した。1972年には上野動物園に日本で初めて、パンダのカンカンとランランが来た。この時は日中国交正常化が実現した年で、友好の証として日本に贈呈された。その後パンダが絶滅の恐れがあるとして贈与ではなく、貸出の形となった。パンダをレンタルした場合、例えば東京都は2頭で年間約1億円を保護資金として渡している。SNSでは「パンダはいらない」といった声も聞かれるが、シャンシャンの経済効果は600~650億円でWBC優勝の654億円と同等である。仙台市は東日本大震災後、パンダを誘致して被災者にを勇気づけたいとしていて、中国側も前向きな姿勢を示している。SNSでは福島第一原発の処理水放出をめぐる中国の日本産水産物の輸入禁止について協議すべきとの声があがっているが、山口代表は王毅外相と会談し、輸入停止措置解除を求めた。