湯沢市は公用車を休日に市民や観光客に貸し出すカーシェアリングの実証事業を秋田県内では初めて今度の週末から行うことになった。バスや乗り合いタクシーの運行本数が少なくなる休日の移動に公用車を役立ててもらおうと、湯沢市が70万円余りをかけて行う。具体的には5人乗りの乗用車1台をレンタルし、平日は公用車として使いながら休日はカーシェアリングで市民や観光客に貸し出すという。対象の公用車は休日はJR湯沢駅南側のスペースに駐車されているということで、利用の予約はレンタカー会社のアプリを使って行い、料金は15分ごとに220円など4段階で設定されている。湯沢市では今度の週末からことし12月までの土日や祝日合わせて50日間カーシェアリングを行う予定で、どこから来た人が、どんな目的で利用したかアンケート調査を行い、今後の交通政策に反映したいとしている。湯沢市企画課・後藤嘉昭さんは「通常のレンタカー利用よりも短い時間でご利用いただける仕組みを導入しているので湯沢市内の観光やちょっとした買い物などいろいろな用途でお使いいただければ」と話した。