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「ガザ地区(パレスチナ)」 のテレビ露出情報

きょうは先日来日したUNFPA(国連人口基金)のナタリア・カネム事務局長に話を伺った。「国連人口基金」は1969年設立、世界の人口問題に取り組み、途上国などで妊娠・出産を支援する国連機関。インタビューではガザ地区・ウクライナで女性が直面する問題や、デジタル暴力、日本の人口減少、気になる日本語などについて聞いた。
UNFPAのナタリア・カネムさんへのインタビュー。「ガザ地区の状況は非常に深刻で国連の人道支援組織は飢餓まで起きるとしている。どう見ているか?」との問にカネムさんは「私たちは妊婦のケアを行っているが、助産師は暗い通りの中を歩き回って出産が近い女性を懸命に探しています。出産は幸せで大切な瞬間のはずです。しかし危険だらけの中で命がけなんです。最悪です。ガザには安全に出産できる場所はありません。妊娠中は少なくとも母と子2人分の水を摂取しなければならない。また、母乳を飲ませている時は乳児に栄養を与える状態を保つことが大切。現状では海が多く塩分が多く混ざっている。また、人々が空腹で絶望しているため食料の配給も容易ではない。ガザでは過酷な状況で毎日約180人が出産している。母親たちは恐怖の中で暮らしている。また、お腹のお腹の胎児にとっては脳をはじめ体を成長させる重要な時期。そのときに母親が栄養不足であれば正常な出産は望めない。爆音などのストレスでアドレナリンが出て流産が増加し、帝王切開が必要なケースも増加している。(空からの食料投下は)焼け石に水。知っていただきたいのは、事態は極めて危機的だということ。死者はすでに3万人を超えているが、何人が死ねばちゃんとした支援が必要だと分かってもらえるのか。しかも私たちにとっても悲しいのは、これまでに亡くなった人の多くが女性・子どもだということ」などと話した。「露によるウクライナ侵攻が始まって3年。ウクライナの女性の権利は過去2年でどれくらい後退したか」との問には「ウクライナの女性たちが受けている苦しみやさらされるリスクは理不尽。女性の選択肢はこの紛争が続く中で狭まっている。ウクライナの女性の多くは高い教育を受け、紛争前は社会進出していた。しかしパートナーが戦場になった今、自分が稼ぎ手になると同時に子どもたちの世話もしなければならない。多くの女性が貧困に直面している」などと話した。
近年、国連人口基金が世界的なキャンペーンで訴えているのがインターネット上での誹謗中傷や性的画像・映像の拡散などによるいわゆるデジタル暴力の問題。「生成AIが女性への暴力も引き起こしているが、どれくらい深刻か」と聞くとカネムさんは「恐ろしいの一言。世界中の誰でもパソコンで人の体に別の人の顔を合成できるんですから。さらに驚くほど高い技術なので本物と信じてしまう。そして広く拡散されて閉まったら取り戻す方法はない。国連人口基金は最前線に立ってAI企業と協力し、デジタル暴力について活動している。女性もAIの設計に参加すべき。問題のある画像・映像が数週間も放置されるのを許すのではなく、そもそも作成できない仕組みを作るべき。確かに多くの国で規制は議論を呼ぶ問題だが、女性には権利があり画像を勝手に作り変えてはならない。他人の画像を悪用し、恥ずかしい思いや嫌な思いをさせるのは現実世界では犯罪。規制には皆の納得が必要だが女性の尊厳は尊重すべきで害してはいけない」などと話した。日本の人口減少について聞くとカネムさんは「人類の歴史が始まって以来あらゆる国で人口が増え続けてきたが、2024年の今もはやそんなことはない。人口増加が続いている国もあるが、より多くの国は人口減少に備えなければならなくなっている。人口が多くても人々をケアできず良い教育も受けられなければ、生活の質は低くなる。私はそれを素晴らしいとは思わない。人口が減っても人々が健康的な生活を遅れることが大切。年齢を重ねても活動的で幸せて周囲の人と繋がれる環境を作ることが重要。ですので質問の答えはシンプル。適切な計画があり、生活の質を良好に保てる方策が整えられているなら、人口減少は悪いことではない」などと話した。「日本のような豊かな国で子を持つのが難しいのはなぜだと思うか」との問には「まさにそこです。しかも日本だけではない。興味深いのは女性やカップルが子どもを持つ決断をする期間と仕事でバリバリ働く期間が完全に重なるということ。それだけに子どもを持ちたいという願いとどう実現できるか、先進国が向き合うことが望まれる」などと話した。「”居場所”という日本語に興味があると聞いたが?」との問には「日本には豊かな歴史と文化がある。マネージメントの現場では”改善”という言葉が広く知られているように、”居場所”という言葉ももっと多くの人に知ってほしい」などと話した。別府さんは「カネムさんは”居場所”という言葉に『誰一人取り残さない』というSDGsの根本的な考えに通ずるものがあると話していた」などと話した。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年9月28日放送 3:25 - 4:20 フジテレビ
FNSドキュメンタリー大賞(オープニング)
石川文洋さんはアメリカ軍南ベトナム軍に従軍しベトナム戦争を撮影し戦争の凄惨さを伝えてきた。今回は戦争の姿を知るカメラマンを取材した。

2024年9月27日放送 10:05 - 10:55 NHK総合
キャッチ!世界のトップニュース(ニュース)
ウクライナやガザ地区での戦闘が長期化し国連の存在意義が問われる中、国連総会では24日から各国の首脳らによる一般討論演説が行われている。中でも米国やロシアなど5か国の常任理事国だけが行使できる拒否権により、機能不全に陥っている安全保障理事会の改革を求める声が相次いだ。「国連安全保障理事会の常任理事国から中南米とアフリカを除外しているのは植民地時代の反映であり受[…続きを読む]

2024年9月25日放送 5:50 - 9:00 日本テレビ
ZIP!NNN NEWS ZIP!
アメリカのバイデン大統領は「プーチンの侵攻は失敗した。ウクライナを破壊しようとしたが、まだウクライナは自由だ」と述べ、「ウクライナへの支援を緩めない」と強調し、ウクライナのために立ち上がるよう訴えた。また、ガザ情勢をめぐっては、「今こそ当事者が停戦の条件を確定し、人質を帰国させ、この戦争を終わらせる時だ」と訴えた。さらに、イスラエルとレバノンのイスラム教シー[…続きを読む]

2024年9月24日放送 5:00 - 6:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本(ニュース)
ニューヨークの国連本部では24日午前、日本時間今夜10時から各国の首脳らによる国連総会での一般討論演説が始まり、初日は退任前としては最後となる米国のバイデン大統領や、今年4月に就任したイランのペゼシュキアン大統領が演説する。26日にはイスラエル・ネタニヤフ首相とパレスチアのアッバス議長がともに演説する予定で、ガザ地区での死者が4万人を超え停戦を求める国際社会[…続きを読む]

2024年9月23日放送 10:25 - 13:00 テレビ朝日
大下容子ワイド!スクランブルフラッシュNEWS
米国を訪れている岸田文雄総理大臣は国連で安保理改革などを訴え初めて首脳レベルで改革の緊急性に言及した文書が採択された。「ここまで書き込めたのは画期的だ」と外務省幹部は評価。岸田総理は「大多数の国が常任、非常任(理事国)の双方拡大を指示し、安保理が国際平和と安全に果たす役割や信頼か行く服の必要性を痛感している」と述べた。文書では安保理での拒否権行使の抑制も促し[…続きを読む]

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