岸田文雄総理大臣が6日間の外遊を終了。最初に向かったのはフランス。パリで歴代最年少で就任したばかりの35歳のアタル首相と初会談。意見交換の中でアタル首相は漫画「ドラゴンボール」がフランスで親しまれていることに触れ漫画家・鳥山明さんへの弔意を示した。岸田文雄総理大臣はお土産に「ドラゴンボール」のこけしを渡し、アタル首相からはワインが贈られた。翌日、フランス・マクロン大統領と首脳会談を実施。フランスはインド太平洋地域にニューカレドニアなどの領土を持っており、日本は海洋進出を強める中国を念頭に安全保障面での連携を強めたい考え。フランスは経済面などで中国に依存。5日には習近平国家主席がフランスを訪れ関係の強化を図る動きを見せた。日本政府関係者の1人は今回のフランス訪問について「中国と距離を詰めるフランスに対し釘を刺しておくのが狙いだった」としている。次に岸田文雄総理大臣はG20の議長国ブラジル・ブラジリアへ。就任後初めてブラジルを訪れた岸田総理はブラジル・ルラ大統領から熱烈な歓迎を受けた。