サッカーの日本一を争う天皇杯の決勝が、あさって行われる。J1・ガンバ大阪とヴィッセル神戸が対戦。Jリーグが誕生して以来、初めて関西勢どうしの顔合わせ。5大会ぶりの優勝をねらうヴィッセル。リーグ戦首位に立つチームで光るのは、安定した守備。天皇杯も5試合で僅か1失点。けん引するのは、元日本代表DF・酒井高徳選手。意識しているのは、攻めるための守り。酒井選手が警戒するのが、ガンバの攻撃の要、キャプテン・宇佐美貴史選手。リーグ戦での12ゴール8アシストは、いずれもチームトップ。宇佐美選手がヴィッセルの守備をどうこじあけるかが鍵を握る。88チームの頂点に立つのは。半年にわたった大会の最終の幕がまもなく上がる。酒井選手は「お互いの良さがぶつかり合う、すばらしい決勝になると思っている」、宇佐美選手は「やるべきことをすれば、チームを引っ張ることができれば勝てると委思う」と語った。ガンバは優勝すれば9大会ぶり、ヴィッセルは5大会ぶりで、J1のリーグ戦で現在2試合を残して首位に立っていて、2冠も視野に入っている。決勝はあさって午後2時から国立競技場で行われる。