春節休みに入った中国。海外旅行をする人も多いが今年の一番人気は、日本だという。中国人観光客で特に多い旅の目的は、スキーやスノボといったスノーレジャーだけでなく、実は今、外国人観光客の間では、日本の豪雪地帯での暮らしに関心が高まっていて雪国の生活を体験できる古民家ホテルまで登場。1泊2名1部屋で12万円から18万円だが連日満室の状態が続いている。雪国ならではの文化や、子供の遊びも観光資源になり雪だるまの作り方講座も外国人に大人気。ここ数年、スキー人口の減少や人手不足もあり廃業や休業するスキー場があとを絶たない。今、そんなスキー場の救世主となりつつあるのが外国人客。富士山の麓のスキー場で彼らの目的はスキーやスノボではなく、そり。子供だけでなく、大人も本気でそりを楽しんでいた。その大半は、中国や東南アジアからの観光客だった。雪遊びエリアは、常に大混雑。そこで安全確保のために日本人用と外国人用に分けていた。現在、9割が外国人客で連日、来場客数の記録を更新しているそう。古民家ホテル「ryugon」小野塚敏之支配人、観光客(中国、タイ、フィリピン、ブラジル)、スノーパークイエティ・羽田昌史マネージャーのコメント。スキーなど雪のレジャー以外の目的で外国人が殺到しているスキー場もある。新潟県湯沢町にあるスキー場は上越新幹線のJRガーラ湯沢駅と直結していて東京から僅か1時間20分ほどで来ることができる豪雪地帯ということで外国人観光客に人気になっている。彼らの目的は、中腹にある展望台からの眺め。スキーをしない人もリフトで上がることができる。他の設備も外国人客のため数千万円ほどかけ、整備したそう。ガーラ湯沢・鴇澤良次社長のコメント。雪を求めて外国人が殺到しているのはスキー場だけではない。日本一の積雪量を誇る青森県酸ヶ湯温泉にも外国人観光客がレンタカーや観光バスで続々とやってくる。宿泊ではなく日帰り温泉や4m超えの積雪を見に来るためだけに来る人も多い。周辺の雪深い雪原を散策するツアーも。新雪に足を取られ何度も転んでしまう外国人。しかもその後、天候が悪化し地吹雪に。今や雪国の生活自体も観光資源になっている。酸ヶ湯温泉営業企画室・内本匡史さんのコメント。
住所: 新潟県南魚沼郡湯沢町大字湯沢1039-2