4日に行われた英国の総選挙で最大野党・労働党が地滑り的な勝利で14年ぶりに政権を奪還し、スターマー氏が新たな首相に就任した。政権交代で就任したスターマー首相は5日、「この国ははっきりと変革に国家の刷新に、そして政治が公共奉仕に戻ることに票を投じた。変革はすぐにでも始まる。我々は英国を再建する」。演説で変革と奉仕という言葉を繰り返し暮らしの向上に努める考えを明らかにした。また、保守党政権の相次ぐ不祥事などで失われた政治への信頼を取り戻すと語った。保守党・スナク前首相は、選挙での惨敗を受け首相辞任に先立って会見を行い「国民の怒りと失望の声を聞いた」と述べ保守党の党首も辞任するとしている。