食物アレルギーの症状はあるが検査を受けたことがないという7人に、アレルギー検査を受けてもらった。検査方法は「プリックテスト」と呼ばれる皮膚テストで、アレルギーの疑いがある成分を皮膚に直接刺して、どれほど腫れるかの反応を調べる。果物や甲殻類のアレルギーを疑っていた60代の女性は、リンゴは陽性だったものの1種類のエビでの反応はごくわずかだった。正確にアレルギーを知ることで、食べられるものが増える場合もある。血液検査とプリックテストで行う食物アレルギー検査は、医師の診断があれば保険適用で5000円から6000円程度で受けることができる。アレルギー専門医の先貫祐子医師は「アナフィラキシーショックに至ることもあるので、きちんと把握したほうが安心」などと語った。アンケート調査で原因物質として最も多く挙がったのが「果物類」だが、そこには多くの人が抱える花粉症が深く関係しているという。花粉症は体に入った花粉に免疫が反応しくしゃみや鼻水などの症状を引き起こす疾患だが、原因は花粉に含まれるタンパク質。野菜や果物にはそれによく似た構造のタンパク質を持つものがあり、食べた際に免疫が花粉と勘違いして攻撃しアレルギーを発症する。これが花粉症の交差反応による食物アレルギーだという。原因となる花粉によって症状が出る食物が異なり、シラカンバは豆乳やリンゴ、スギはモモやオレンジなどで症状が出ると言われている。
