自民党の政治資金パーティーをめぐる問題。松野官房長官側が1000万円を超えるキックバックを受けていたとみられることがわかった。松野官房長官が収支報告書に記載のないキックバックを受けていたとみられる問題。直近5年間で1000万円超え。きょう午前に衆院予算委員会でも追求され「刑事告発がなされそれに関連して捜査が行われているものと承知しており、私の政治団体についても精査し適切に対応していきたい」と述べている。平本さんは「答弁は政府の立場なので答えられないと10回以上にわたって同じ答弁を繰り返している。かなり苦しい答弁を繰り返している。党内からも持たないのではという声が上がっている。来週の臨時国会が終わったあとに東京地検特捜部による捜査が本格化するのではと言われている。議員本人への聴取も始まるという話もある。捜査の行方とこの問題にどう政権が対応するのか注目されている」などと述べた。岸田総理の本音はどうなのか。平本さんは「きょう時点でも松野さんは続投させるという形で言っている。自民党内では松野官房長官だが、指摘を受けているのは安倍派の事務総長経験者。松野さん以外に西村経済産業大臣、高木国体委員長などがいる。松野さんが辞めた後にそれだけですむのかというと、そのあとの展開もあると。1人の問題でなく波及していくのか岸田さんとしても難しい判断」などと述べた。清和会の重鎮にも捜査が及ぶ可能性がある。自民党の別の派閥にも捜査が及ぶ可能性がある。平本さんは「岸田政権に対する影響は大きい。安倍派への影響が大きいということは岸田さんへの影響が大きい。岸田さんの派閥は党内でもそれほど大きくない。一番大きな派閥である安倍派が岸田さんを支えているからこそ政権が成り立つ。安倍派のガバナンスが崩れるということは政権への打撃が大きい。政権を維持するのが難しい水準になっている。世論調査でこれ以上下がると厳しい。政権運営が厳しいといっても野党側の支持率が伸びていないことや岸田さんの後の具体的な名前が出てこないために奇妙な安定が続いていたが今後の支持率ではどうなるのか注目していかなければならない。年内は越えて年明けの通常国会から実績を積んで6月に減税の効果が見えるころには支持率が上がるのではという矢先に問題が起きてピンチになるというのは痛いといっている」などと述べた。松野官房長官が更迭、辞任もありうるか。平本さんは「もう持たないと自民党議員がいっている。幹部の1人は聴取になれば辞めざるを得ないという幹部もいた」などと述べた。