喜怒哀楽を生み出す脳の中は約1千億個の細胞が作り出す網の目のような構造をしている。細胞から細胞へ吹き出すのは感情を司る神経伝達物質。これを受容体が受け取ることで感情が生まれる。神経細胞の中心部ではたくさんの物質が浮かんでいる。小胞の中には神経伝達物質や受容体が入っている。キネシンが小胞に触れると形が変わってレールに降り立つ。キネシンは2本足で歩く。キネシンが感情の元を運んでくれないと喜怒哀楽を感じることが出来ない。キネシンの数は神経伝達物質1つにつき約200万~1000万もいると考えられている。4本足で歩くダイニンの進む方向はキネシンとは逆方向。細胞の外から来た荷物を中心に運んでいく。キネシンが歩くレール・微小管は出来ては壊れてを繰り返し目的地へ伸びる。役目を終えたキネシンは再び折りたたまれ、次の出番を待つ。運ばれた感情の元は出口付近で保管され、刺激を受けると一斉に細胞の外へ。