若い女性が訪れたのは、とある高齢者の自宅。高齢者がアルバイトの大学生から生活サポートを受けられるサービスで、この日はスマホの使い方を教えていた。このサービスはデジタル支援や外出支援、暮らしのサポートなど1時間2500円で利用できる。ネットで申し込むだけでいいとのこと。長年1人暮らしをしている今城さんは、3年前に足を悪くして1人では歩いたりお風呂に入ることが難しくなった。介護保険の生活支援を週5回利用しているそう。今城さんはちょっとしたことでも、気軽に助けてくれる人がいいなと思い、このサービスに魅力を感じて月3回ほど利用している。このベンチャー企業を立ち上げたのは山本智一さん。山本さんは介護施設のアルバイトを経験し、その時に友人に「すごいなきついやろ」と言われたことがきっかけで、若者は介護に対するネガティブな印象をもっていることがわかり、この壁をどう取り払うかを考えたときに違う形で交流することが良いと思い「まごとも」が生まれたとのこと。山本さんはアルバイトとして学生を募集して、登録者を100人以上にした。アルバイトをはじめて5か月の平田今日子さんは、この日初対面の今城さんの外出を支援する。買い物の帰りにお茶をした。