きのう午後6時ごろ、プーチン大統領は。モスクワの大クレムリン宮殿で大統領就任式に臨んだ。政府関係者からスポーツ選手までの参加者は計約2600人。任期は、2030年まで6年間。今回の任期を全うすれば、旧ソ連の独裁者スターリンに匹敵する長さ。1975年時点のプーチン大統領はKGBで諜報員だった。2020年の憲法改正で、次の大統領選にも出馬可能。最長で2036年83歳まで権力を握る可能性がある。実際の大統領就任式の映像では昨日午後5時40分すぎ、会場内にロシア国旗と大統領旗が見られ、その後、ロシア憲法と大統領勲章が運び込まれ、「宣誓」立会人の3人が入場した。そして、中継画面が切り替わると、映し出されたのは、大統領執務室にいるプーチン大統領の姿。書類に目を通したあと部屋を後にする。長い廊下を歩き、壁に掛けられた絵画を気にしたり、立ち止まって見る場面もあった。そして、大階段をさっそうと降りていく。執務室を出ておよそ4分後、ようやく車に乗り就任式の会場へ向かった。駒木明義さんは「権力の中心地にプーチン大統領がいて、そこを支配しているということを目で見せると。内部の様子を見せることで国民の関心を引くという狙いがあったのでは」等と話す。就任式の時間となり、金の音が響き渡る。黄金の扉が開けられ、プーチン大統領が入場、参列者から拍手で迎えられる。長いカーペットを歩く途中、参列者と握手をする場面も。その後演題に立った。駒木さんは、「6年前と比べ、プーチン大統領が冴えない表情をしていた気がする」とコメント。今回のロシア大統領選挙は投票率77.44%、得票率87.28%となった。駒木さんは「ありとあらゆる事をして作り出した数字」としている。就任式を欠席したのは、日本、米国、英国、ドイツ、イタリアなどで、出席したのは、EU27か国中6か国(フランスなど)。駒木さんは、「マクロン大統領はロシアとの意思疎通をするチャンスを保持し続けるために出席を決めたのでは」とコメント。