平壌で先月、式典に出席した北朝鮮の金正恩総書記。そこでは、金正恩総書記を称えるプロパガンダソングが披露された。これまでの北朝鮮のプロパガンダ音楽は、軍事力を誇示し、金総書記に敬称をつけて、忠誠心をあおるものが一般的だったが、今回は、金総書記を呼び捨てにするなど、異例のものとなっている。イギリスBBCは、この曲が若者の間で流行していると報じていて、ネット上には、この曲にはグラミー賞が必要だとの声もあがっていると紹介した。SNS上には、欧米の若者が曲にダンスをつけた動画などを投稿しているという。BBCは、若者のほとんどが、弾道ミサイルを何十発も発射する金総書記を称える歌詞だと気づいていないと指摘している。