実用春日ホーム千石店・森下店長は「一番オススメは戸建て」。条件にぴったりの物件がわずか30分で決まる。しかし2人を悩ませる事態が引っ越し料金の高騰。各年の3月の引っ越し料金相場のグラフを表示。今年もさらに値上がりの予想。都内の引っ越し業者には電話が殺到。1日500件以上の問い合わせがあるという。KIZUNA引越センター・遠藤営業部長は「(単身引っ越しだと)3〜5万円ぐらいで普段はできるが、2〜3倍になってしまう」などと話した。段ボールやガソリンの価格高騰により料金に影響が出ているという。さらに追い打ちをかけているのが物流の2024年問題。国交省は今月12日、混雑時期の引っ越しを避けるよう異例の呼びかけを行う。なかなか業者が見つからない引っ越し難民も増えているという。広島から東京に引っ越す男性は「3月の後半で25万以上。そんなに高いのかってまずそこが一番驚いた」などと話す。安い時期に一度実家のある神奈川へ荷物を送り、入居日のタイミングで自力で運ぶという2段階引っ越しにしたという。トランクルームに一時保管する人も。キュラーズ・マーケティング部・池田大和さんは「引っ越し費用が高額になってきているといった背景もあって一時避難的にトランクルームを利用される方も非常に多くなっている」。この会社では荷物を運搬する時に無料のシャトルが自宅まで取りにきてくれる。