ウクライナメディアなどによるとウクライナ議会にあたる最高会議は5日、一部の閣僚について新たに任命し、このうちクレバ外相の後任としてシビハ第1外務次官を充てた。シビハ氏は駐トルコ大使や大統領府副長官などを経て、今年から第1外務次官を務めていた。また戦略産業相や文化情報相なども新たに任命した。ゼレンスキー大統領は内閣改造に踏み切ったことについて“政府機関がこれまで以上に活性化することが重要だ”としたうえで、ロシア軍と戦う前線への支援や防衛産業に対する各国からの投資を増加させることなど取り組むべき課題について言及した。その上で“この秋を通じて具体的な結果を出さなければならない”と強調した。ゼレンスキー大統領としては、政権の陣容を刷新して活性化を図ることで軍事や外交面でウクライナの立場を強めていきたいねらいとみられる。