ロシアによる侵攻が続くウクライナで深刻な課題となっている兵士不足。侵攻開始当初、ウクライナでは27歳~60歳を動員の対象としていたが、動員年齢は2024年4月から25歳~に引き下げられた。欧米メディアは去年1年間で約20万人が動員されたと報じているが、兵士不足が続いている。ことし2月から18歳~24歳の若者の志願を募る新たなプログラムが始まった。
先月、24歳以下の若者の入隊式がキーウで行われた。兵士らはみずから志願。侵攻の長期化で兵士不足に悩むウクライナではことし2月から18歳~24歳の若者の志願を募る新たなプログラムが始まった。軽契約期間は1年限り。基本報酬はウクライナの平均年収の約4倍。任務に応じ追加報酬として最大200万フリブニャが支払われる。契約満了後には国費で高等教育が受けられるほか、住宅ローンの金利ゼロ、海外旅行ができる権利も与えられる。政府はPR活動を強化。軍のSNSでは度々訓練の様子を投稿し関心をひこうとしている。入隊した若者たちは任務前に最大3か月間の訓練に参加。6か月間、戦闘地域で任務にあたることが優遇措置の条件。
19歳のヴァレンティンさんを取材。プログラムに興味を持ち、家族にも相談せず自分だけで手続きを進めたというヴァレンティンさんは「報酬がすごいと思ったが、報酬より自分やふるさと、家族を守ることが大きな動機。妹は平和な時代に生きられるようにしてあげたい」と話した。訓練は想像より厳しく慣れるのに苦労したといい「自分に何か起こるのではと正直とても怖いが、早く戦争を終わらせるためできる限りのことをしたい」と語った。ウクライナ政府は当初、新プログラム対象の若者は約80万人としていたが、約2か月で契約に至ったのは500人と明かした。
軍は一人でも多くの若者に関心を持ってもらおうと、出版関係の大規模イベントでも軍の部隊がブースを設置。第13旅団「ハルティヤ」・インナジュラさんは「クイズや会話を通じて私達は親しみやすいと示したい。”楽しく、技術や経験に合った場所をきっと見つけられる”と伝えたい」と語った。イベントに来た若者は戦闘の前線に行くことについては慎重な意見がほとんどだった。ロシアによる侵攻を食い止めるためには兵士を確保し戦い続けるしかないという国防省担当者は「この年齢層は自発的な選択動員。誰もが戦争での自分の役割を選び果たさなければならない。意欲的な人材が極めて重要」と述べた。
先月、24歳以下の若者の入隊式がキーウで行われた。兵士らはみずから志願。侵攻の長期化で兵士不足に悩むウクライナではことし2月から18歳~24歳の若者の志願を募る新たなプログラムが始まった。軽契約期間は1年限り。基本報酬はウクライナの平均年収の約4倍。任務に応じ追加報酬として最大200万フリブニャが支払われる。契約満了後には国費で高等教育が受けられるほか、住宅ローンの金利ゼロ、海外旅行ができる権利も与えられる。政府はPR活動を強化。軍のSNSでは度々訓練の様子を投稿し関心をひこうとしている。入隊した若者たちは任務前に最大3か月間の訓練に参加。6か月間、戦闘地域で任務にあたることが優遇措置の条件。
19歳のヴァレンティンさんを取材。プログラムに興味を持ち、家族にも相談せず自分だけで手続きを進めたというヴァレンティンさんは「報酬がすごいと思ったが、報酬より自分やふるさと、家族を守ることが大きな動機。妹は平和な時代に生きられるようにしてあげたい」と話した。訓練は想像より厳しく慣れるのに苦労したといい「自分に何か起こるのではと正直とても怖いが、早く戦争を終わらせるためできる限りのことをしたい」と語った。ウクライナ政府は当初、新プログラム対象の若者は約80万人としていたが、約2か月で契約に至ったのは500人と明かした。
軍は一人でも多くの若者に関心を持ってもらおうと、出版関係の大規模イベントでも軍の部隊がブースを設置。第13旅団「ハルティヤ」・インナジュラさんは「クイズや会話を通じて私達は親しみやすいと示したい。”楽しく、技術や経験に合った場所をきっと見つけられる”と伝えたい」と語った。イベントに来た若者は戦闘の前線に行くことについては慎重な意見がほとんどだった。ロシアによる侵攻を食い止めるためには兵士を確保し戦い続けるしかないという国防省担当者は「この年齢層は自発的な選択動員。誰もが戦争での自分の役割を選び果たさなければならない。意欲的な人材が極めて重要」と述べた。