2時間の旅開始から5分。クフ王のピラミッド入り口に向かうと必見No2「2つの入り口」を紹介し、一つは建造当時の入り口、もう一つは旧世紀ごろに無理やりこじ開けられた入り口だと伝えた。ピラミッド完成当時、入り口の場所が不明であった。ピラミッドの表面は元々化粧石で全てが覆っていたが、多くの人々はピラミッドには秘密の部屋があり財宝が隠されていると信じ、完成当初から数千年に渡って内部への侵入が試みられてきたが誰も成功しなかった。しかし旧世紀に歴史を塗り替える人物、イスラム王朝の最高指導者であったアル・マムーンが登場し、科学者として活動する賢人でもあったアルはピラミッドに穴を開け、その様子はアラビアンナイトにも登場している。そんなアル・マムーンの物語を朗読して伝えた。そして観光客たちが利用する入り口こそがアルが空けた穴なのだと明かした。