貧しさのあまりラリーは銀行強盗を決意したが思いとどまった。その後セールスマンの職を得たラリーだったが、1979年12月にリストラされた。クリスマス・イブを迎え街頭でポップコーンを買ったラリーは、震えながら働く店員を見て「辛いのは俺だけだと思っていたが真冬に上着を買えない人もいる」と感じ20ドルをプレゼントした。この店員の笑顔がラリーの心に明るい火を灯した。ラリーは貯金をおろし、サンタに変身。困っていそうな人や貧しい人に20ドルをプレゼントしてまわった。翌年、ラリーは友人と長距離電話の会社を設立した。その年のクリスマスにもカンザスシティの街中で20ドルをプレゼントする活動を行い、その後も毎年続けた。