働き方先進国オランダ発祥の総合人材サービス「ランスタッド」が女性管理職比率を20%以上保つ秘訣とは。ランスタッド人事本部ED&Iチームマネージャー・村松栄子のコメント。5月上旬横浜ぷかりさん橋に初来日の帆船「クリッパー・スタッド・アムステルダム号」が着岸。ランスタッドとアムステルダム市が共同保有していて、船の建船時には失業者の職業トレーニングの場として活用。また若者をクルーとして登用するなど雇用支援に寄与した帆船。帆船の中では「ランスタッド」が主催する“女性管理職”に向けたシンポジウムが行われていた。参加者同士が働き方についてディスカッションを行っていた。世界経済フォーラムが発表したジェンダーギャップ指数では日本は146カ国中118位。また去年厚生労働省が発表した女性管理職の割合は12.7%と、世界で比べ日本はいまだ男女格差が大きいという結果に。そんな中ランスタッドは日本国内でも女性管理職比率28%と高い水準を保っており、その秘訣は社内での取り組みにあるという。採用、育成、登用での公平性を中心とした取り組み。採用ではジョブ型人事制度を採用。育成では管理職への興味を醸成し次期管理職候補者のサポートを行っている。登用では部署ごとに管理職のポテンシャル、パフォーマンスを見える化し2つの軸で評価。登用プロセスでは管理職候補者のパフォーマンスポテンシャルを見える化し2つの軸で評価。人事と管理職の上司複数人で評価をすり合わせを行い管理職候補者の能力育成に繋げている。多様な職場環境が生まれる公平性な取り組みが女性管理職比率の上昇へと繋がったという。