クリムゾンクローバーという花は、埼玉・皆野町にある休耕田が花畑になっている。皆野町は、都心から80分ほどの東京に近い里山。3月、空き地に人が集まっていた。10年前に移住した岡野直樹さんがクリムゾンクローバーの種を撒いていた。この空き地はかつて田んぼだった休耕田で今は岡野さんが借りている。クリムゾンクローバーは上質な蜂蜜が採れる上、肥料にもなるという。移住した当初は仕事のため東京に通っていた岡野さん。徐々に皆野町でできる仕事を増やしていった。地元で取れた鹿肉のハンバーガーを販売。岡野さんは東京・八丈島の出身。18歳で島を離れ営業などの仕事をしてきたが、都心であくせく働くだけの毎日に疑問を持つようになった。偶然、皆野町の空き家を見つけ移住を決断。移住後の生活を支えてくれたのは皆野町の人だった。食卓に並ぶのは近所の人からもらった旬の野菜。これからは自分が皆野町に恩返しをしたいという。一方、この10年で皆野町の里山の風景が変わってきたと感じている。岡野さんは「手入れがされていないところは最近さらに増えてきた気がします」と語る。
この日岡野さんは里山を守り続けている男性を訪ねた。街の中心から車で20分ほど登った山の上。田島武正さんは、代々ここで暮らしてきた。岡野さんは持ってきたミツバチの巣箱を田島さんのキウイ畑に置かせてもらった。田島さんは雨水を流す本格的な水路を1人で作っていた。田島さんは「最近異常気象だ線状降水帯だなんて全国どこでもなるような時代になっちゃったじゃない」「何がなんでもこれだけは作り直さなくちゃって思ってやっている」と語っていた。休耕田にクリムゾンクローバーの種をまいて1カ月。芽が出ていた。休耕田は放置して荒れると田畑として使うことは出来なくなる。岡野さんはここをハチミツが花畑にすることで守っていきたいと考えていた。里山を次世代につなぐことが自分の役割だと感じている。
去年から新たなチャレンジ。農作物を食い荒らすために駆除されたシカを食肉にするジビエの加工所の運営を始めた。今週水曜日、あの休耕田はどうなったのか。クリムゾンクローバーの花がさき始めていた。ミツバチもいた。ミツバチの巣箱はハチミツがたっぷり。岡野さんが作ったクリムゾンクローバーの花畑。里山再生への一歩。岡野さんは「次の人にどの形が正解かというのはわからないですけど今自分が良いと思う形で残していって、次の人が変えてもいいし変えなくてもいいですけど、次の世代というか」「次につなげなきゃと思います」などと語っていた。岡野さんからいただいたというとれたばかりのハチミツを試食した井上は、めちゃくちゃ美味いとコメント。
この日岡野さんは里山を守り続けている男性を訪ねた。街の中心から車で20分ほど登った山の上。田島武正さんは、代々ここで暮らしてきた。岡野さんは持ってきたミツバチの巣箱を田島さんのキウイ畑に置かせてもらった。田島さんは雨水を流す本格的な水路を1人で作っていた。田島さんは「最近異常気象だ線状降水帯だなんて全国どこでもなるような時代になっちゃったじゃない」「何がなんでもこれだけは作り直さなくちゃって思ってやっている」と語っていた。休耕田にクリムゾンクローバーの種をまいて1カ月。芽が出ていた。休耕田は放置して荒れると田畑として使うことは出来なくなる。岡野さんはここをハチミツが花畑にすることで守っていきたいと考えていた。里山を次世代につなぐことが自分の役割だと感じている。
去年から新たなチャレンジ。農作物を食い荒らすために駆除されたシカを食肉にするジビエの加工所の運営を始めた。今週水曜日、あの休耕田はどうなったのか。クリムゾンクローバーの花がさき始めていた。ミツバチもいた。ミツバチの巣箱はハチミツがたっぷり。岡野さんが作ったクリムゾンクローバーの花畑。里山再生への一歩。岡野さんは「次の人にどの形が正解かというのはわからないですけど今自分が良いと思う形で残していって、次の人が変えてもいいし変えなくてもいいですけど、次の世代というか」「次につなげなきゃと思います」などと語っていた。岡野さんからいただいたというとれたばかりのハチミツを試食した井上は、めちゃくちゃ美味いとコメント。