栃木県宇都宮市ではサステナブルなまちづくりが始まっている。長年、宇都宮市民の困りごとだったのが渋滞。特に通勤・通学で多くの人が通る橋の渋滞は深刻だった。その困りごとを解決したのが2023年8月に開業した宇都宮ライトライン。次世代型路面電車は予想を上回る数の乗客に利用され渋滞が緩和された。全長14.6キロを約45分で結ぶ。市の中心部から郊外の工業地帯までを渋滞無しで移動できるだけでなく、生活に必要なポイントを路線上に網羅。JR直結の宇都宮駅にはスーパー・ホテル・病院が。沿線にはマンションなどの住宅街にショッピングモール・映画館などの商業施設まで。さらには小学校・高校・大学も。これがネットワーク型のコンパクトなまちづくり。ライトラインは100%再生エネルギーで運行している。家庭ゴミ等の焼却によるバイオマス発電で生まれた電気で走っている。地域の再生エネルギーで走る次世代型路面電車。100年先も持続可能なまちづくりが評価され環境大臣賞を受賞した。
住所: 栃木県宇都宮市茂原町777-1