太平洋で獲れるクロマグロの資源管理を話し合う国際会議が開かれ、大型魚の漁獲枠を来年から1.5倍増やすことで正式に合意した。本マグロと呼ばれ、寿司や刺身として人気がある「クロマグロ」は、乱獲などにより資源量が大幅に減少したことから国際的な資源管理を行っている。昨日までフィジーで開かれた国際会議には、クロマグロの国際的な資源量が回復傾向にあることから、漁獲量30kg以上の大型魚はこれまでの1.5倍に、30kg未満の小型魚はこれまでの1.1倍に増やすことで正式に合意した。大型魚の増枠は2021年以来3年ぶり、小型魚については漁獲規制が始まった2015年以降初めて。今回の合意により来年から日本が漁獲できる太平洋クロマグロは3200t余り増え、計1万2828tになる。