バイデン大統領が大統領選から撤退表明し、ハリス副大統領を後継者に指名した。米国主要メディアは代議員過半数の支持確保と報じた。カマラハリス副大統領(59歳)のプロフィール:父は経済学者(ジャマイカ出身)、母は生物学者(インド出身)の移民2世。大学卒業後、検察官となり2011年に女性初のカリフォルニア州司法長官、2016年に上院議員に初当選、2021年に副大統領に就任。女性初、黒人初、アジア系初の副大統領。性別、人種の壁を破った象徴的な人物。ハリス陣営の発表によるとバイデン大統領の後継指名後、約89万人が127億円の献金をした。1日で集めた寄付として史上最高額(共同通信より)。懸念事項は「外交経験の乏しさ」。2022年に韓国を訪問した際には韓国と北朝鮮を混同する失言をした。また移民問題を担当してきたが国境訪問の遅さに加えて中米・グアテマラを訪問した際に「米国に来ないでほしい」と失言し党内外から反発を受けた。9月10日にはトランプ氏を相手にしたテレビ討論会が行われる。