北海道十勝岳の噴火警戒レベルが3になるなど日本では火山災害への備えが欠かせない。火山マイスター制度という取り組みがある。2000年に有珠山で起きた噴火をきっかけに発足。1万6000人が事前に避難し犠牲者は0だった。余地と情報発信と住民たちの行動が一体となって実現した。次の噴火でも犠牲者を0にするという思いからできた。火山マイスターは80人。噴火を語り継ぎ、意識を向上し、避難を促すリーダー役だ。先月、中南米の防災担当者や研究者が6人訪れた。火山マイスターはコスタリカで導入された。火山観測に携わるウェンデル・グティエレスさん。火山マイスターを自分の国グアテマラにも導入したいと考えている。グアテマラには多くの活火山がある。フエゴ火山の噴火では犠牲者は数百人とも言われる。現地の不安定な治安が背景にあった。ウェンデル・グティエレスさんは市民に理解を促したいという。火山マイスターの視察にはトルコやインドネシアからも訪れる。御嶽山では火山マイスターの制度を取り入れている。雲仙普賢岳ではふもとの地域で導入に向けた検討が進んでいる。北海道大学の岡田弘名誉教授は地域の人が長年続けることで顔が見える関係を築けているという。犠牲者を出さないことにつながるとのこと。
